人間が生活していく上で日々使用する水は、安全・安心な状態に保たれなければなりません。
給水設備を衛生的に保つことは、飲み水や生活用水として使用する人々の健康を守るために必要不可欠です。
当社では貯水槽清掃の定期案内、清掃消毒作業、不良箇所があった場合の報告、水質検査など、給水設備の
管理に必要となるサービスを行っており、貯水槽清掃監督者の資格を持った技術スタッフが現場対応します。

貯水槽清掃 図1
貯水槽清掃 図2
貯水槽清掃 図3
清掃の義務

貯水槽は水道法第34 条で、毎年1回以上の清掃点検が法的に義務づけられています(有効容量が10m3以上)。
10m3以下の小規模な受水槽については、法的な義務はありませんが、簡易専用水道に準ずる指導がされています。
(地方自治体の条例で、管理基準が定められている場合があります)また総床面積(3000m2以上のビル)においても
建築物環境衛生管理基準によって毎年1回以上の清掃点検が義務づけられています。

飲料水で使用される貯水槽だけではなく、各種水槽も清掃の必要性があります。
清掃可能な水槽の種類 : 井水槽・雑用水槽・貯湯槽・消火水槽・温泉槽・冷却水槽など

貯水槽の各種修繕

長年使用し続ける貯水槽は、経年劣化に伴い様々なトラブルが発生します。
当社では貯水槽におけるトラブルについて、改善するための修繕なども行っております。

修繕対応例

錆びた電極の交換

水槽内で錆びついてしまった電極を新品に交換する事で、異常な警報がなくなり水質汚染を予防します。

錆びた電極の交換 図1
錆びた電極の交換 図2
錆びた電極の交換 図3

貯水槽の水位変更工事

給水使用量の減少に伴い、新しい水への入れ替わりに時間を要し、遊離残留塩素が保持できなくなった
貯水槽に対し施工する事で、衛生的な水質を維持できます。

貯水槽の水位変更工事 図1
貯水槽の水位変更工事 図2

貯水槽内気相部ボルトの交換

水槽内パネル接合ボルト部は飲料水の消毒用に使用されている塩素により腐食が生じます。
腐食部から水槽内へ錆が落ち、水質の悪化や水槽自体の強度不足の原因となります。こうしたトラブルを
未然に防ぐため、清掃と合わせてボルト・ナットの交換を行います。

貯水槽内気相部ボルトの交換 図1
貯水槽内気相部ボルトの交換 図2

災害時用給水栓の増設

地震や台風といった災害発生時、停電による断水にも対応できる災害時用給水栓の増設が出来ます。
現在設置中の貯水槽配管に対して増設ができます。短い断水時間で当日中の増設が可能です。

災害時用給水栓の増設 図1
災害時用給水栓の増設 図2

一般住宅、事務所、集合住宅、特定建築物、船舶等の給水配管について高周波洗浄を行っております。

配管内高周波洗浄のご案内(PDF)

図1
図2
図3

高圧洗浄、薬品等による排水管の洗浄を行っております。

排水管の清掃は、衛生的な生活をおくる上で、また、建築物の管理においても大変重要なことです。 快適な環境を保つため、年1回定期的に実施するなど計画的な清掃をおすすめいたします。

詳しくはこちら 排水管清掃のご案内(PDF)

浄化槽管理 メイン図1

各種浄化槽の点検、清掃、維持管理を行っております。

定期点検の中で発見する設備の不具合についての対応から、経年劣化により故障した部品交換等の提案まで、水質悪化を未然に防ぐ対応を行います。

浄化槽点検時に発見する不具合対応例

・経年劣化に伴う浄化槽部品交換

浄化槽管理 図1

配管部チャッキ弁

浄化槽管理 図2

浄化槽内水中ポンプ

浄化槽管理 図3

浄化槽内フロートスイッチ

浄化槽維持に必要な部品は、経年劣化で破損してしまう事があります。
破損した部品は修繕または交換を提案し、お客様からの依頼について対応します。

その他の対応例はこちら

施設の厨房等に設置されるグリストラップは、食品残渣を取り除き、排水中の油と水を分離して排出
する役割を果たし、施設から出る排水の水質管理に重要な設備となります。
グリストラップを効果的に機能させるためには、定期的な清掃を実施する事が不可欠となります。

〇グリストラップ汲取り洗浄

グリストラップの維持管理には、定期的な沈殿物(汚泥)の完全除去や槽内洗浄をする必要があります。
当社ではグリストラップの汲取りや洗浄作業の対応をしております。

清掃前

グリストラップ 図1

食品残渣や固形化した油が
溜まっている状況

清掃中

グリストラップ 図2

沈殿物等の汲取り除去
及び槽内洗浄状況

清掃後

グリストラップ 図3

槽内沈殿物等を全て除去
した状況

グリストラップの点検や清掃を怠ると、本来の機能を発揮できないだけでなく、配管の詰まりや悪臭・害虫
の発生原因となり、放流先の川や海の環境汚染にもつながりかねません。
当社は定期的なグリストラップの汲取りや洗浄作業を通じ、依頼者様の設備維持管理の一端を担っています。
ご用命がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

その他、特定建築物に関する飲料水水質検査、排水管清掃等の法律で必要とされる測定・管理を行っております。

浴槽配管洗浄(薬品洗浄)

公衆浴場等で、循環式の浴槽水管理をされている場合、循環配管の内壁にねばねばした生物膜(バイオ
フィルム)が生成され易く、レジオネラ属菌の温床となります。 そのため年に1回程度、循環配管内の
バイオフィルムを除去し、消毒することを推奨されています。
当社ではお客様の施設状況を確認し、効果的な薬品洗浄方法を検討した上で作業を実施しております。
ご用命がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

〇浴槽循環配管薬品洗浄
循環配管薬品注入状況

循環配管薬品注入状況

循環配管内洗浄中

循環配管内洗浄中

すすぎ洗浄状況

すすぎ洗浄状況

洗浄後の浴槽周囲清掃

洗浄後の浴槽周囲清掃

◯薬品(過酸化水素)配管洗浄後は、浴槽周辺にも使用薬品が残留するため、浴槽周囲の洗浄を行い速やかに復旧ができるよう対応します。

※薬品配管洗浄は、薬品の反応時間や施設の環境の違いにより、1日または数日に分けた作業実施が必要となるため、休館日に計画して行うことをお勧めします。

参考資料:厚生労働省 循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアル